ある一日

死んだ妹と私について書きます

とにかく仲が悪い

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こういう風に妹のことをブログに書いているわけだけれども、とても仲が悪かったです。

 

小さい頃は喧嘩ばかり。

私が結構暴力的で、なかなか激しい喧嘩をしていたように思う。

でも、その頃は仲良いこともあった。

いや、もしかしたら私だけ思ってただけで、ボスと子分みたいな気持ちだったのかもしれない。妹は。

でも、小学校一緒に登校したり、SPEEDの曲を一緒に踊ってみたり(いや、踊らせてみたりの方が正しいのか)していた。部屋も一緒だったし。

 

いつの頃か、妹は背も伸びて、口でも勝てるようになって、その頃から険悪な感じになっていったのかな。

それでも、私は結構話しかけたりしてた気がする。

 

ある日。

部屋の電気がつけっぱなしになっていたから、親切心で消した。

妹は起きていたらしく「付けてよ」と訴える。二人とも頑固なので譲らない。私は絶対電気をつけない。

紙に何かを書いていた。

後から見たら

「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね..........」紙いっぱいに。

そこからは本当に必要最低限しか口をきかなくなった。大学生くらいの時の話だろうか。

連絡先も知らないし。私も就職して県外に出るから接する機会も限られているし。

 

後に妹が書いた家族レポート(学校の課題らしい)には、この時のことが書かれていた。

もちろん死んだあとに見たわけだけど。

この頃、話しかけてくるお姉ちゃんが鬱陶しかったらしい。

ただ、いきなり無視するのは変だから、きっかけを作ろうと思ったんだって。

話さないきっかけ。それがあの紙。

それを読んだ時私は屈辱と言うかなんだか不快な気分になりまして、馬鹿みたいだ、と。妹が死んで悲しんでるけど、その結果がこれ。

 

そんなこんなで結構思い出は美しくなかったりする。