妹とは
悪いところばかり書いている気がするので、良いことも書こうと、試みてみます。
小さい頃は素直で優しくて、そんなイメージだった。
だんだん、オーラが暗くなり、攻撃的になり、嫌いになっていったけれど、やはり基本的な本質は優しくて繊細なのかな。
絵がうまくて、写真もうまかった。美術的なセンスは完全に負けていた。
私が考えなしでポンポンがさつに生活していくタイプだとしたら、妹はその反対なのだろう。
日焼けを気にして部屋のカーテンまで閉めるのが妹。日焼け止めを塗らない私。
1時間(かもっとかは知らないけど)メイクをする妹。5分で終わる私。
歌詞を重視する妹、カラオケに行って初めて歌詞の意味を知る私。
物事をがっと一気に進めていく妹。コツコツ派の私。
妹はいつもがっとやっては途中でパタンと折れる。
部活も塾も受験も、いろいろ。
また、いつものパターンだと思って見ていた。
私や両親は、妹が死んだあとに「そうやって生きることにも折れてしまったのかもね」て言い合った。
母親似の妹。父親似の私。
それでも、同級生からは見た目そっくりと言われていた。まあ、姉妹ですからね。
字とか、人目を気にするとことか、興味を持ったものを調べまくるところか、人とうまく付き合えないところとかは似ていた。それについて話し合ったことはないけど。
年が少し離れているので学校でかぶることはほぼなかったけど、同じような道を辿ってきた。同じ部活に入り、同じ塾で学び、同じ高校へ行き、同じ大学へ行った。
妹とは。なんなんでしょうね。結局良いところそんなに書けませんでした。